学校ブログ

消毒ボーイズ&ガールズ

出席番号の奇数・偶数に分かれての分散登校が始まって3日目。授業終了後に生徒玄関で堀校長先生が、下校する生徒の手に消毒液をかけてくださっていました。

その姿を見て1年2組の佐藤幹太君が「校長先生代わります!」と一言をかけてくれ、大きな声で「消毒お願いしま~す!!」と言って下校する生徒一人一人に消毒を促す姿がとても好印象でした。

また、1年2組の松井君、2年4組の会田君、2年5組の早川君、3年1組の近田さん・平泉さんも協力してくれ、生徒間でコロナウイルスを予防しようと声掛けをしていました。

こういった状況だからこそ生まれた、学年を超えた素晴らしい関わりだなと思いました。

藤の森6「比喩」

 冬から一変してすっかり森が緑に覆われるようになりました。所々に赤白黄色、青やピンクの花々が一面の緑の中に映えています。

 森の周辺、学校と森の間にキノコを見つけました。

 私はこの不思議な形のキノコを見て、まず第一に思ったのは「このキノコは毒キノコかな?」ということです。どういうわけかキノコを見ると「毒はあるのかな?」「食べられるのかな?」ということを考えてしまいますね。友人にこのキノコの写真を見せても聞かれるのは毒はあるのか、ということでした。

 私はこのキノコを調べるにあたって、手元に図鑑がなかったのでgoogleで検索をすることにしました。しかし、見たものを調べるということは検索をする言葉がない、ということだったのです。私はとりあえず「脳みそみたいなキノコ」という言葉で画像検索をしてみました。するといくつかのキノコの写真が表示され、その一つに私が森で見つけたこのキノコがありました。そうしてこのキノコが「アミガサタケ」という毒のないキノコであるということにたどり着きました。

 私がこのキノコについて調べるにあたって一番驚いたのは「脳みそみたいなキノコ」という検索ワードで自分の調べたい事柄が調べられたことです。自分がなんとなく似ていると思ったものを、他の誰かも同じように感じている。比喩というものが、語彙を超えて他人と他人を結びつけるものである、ということを実感する出来事でした。

今週の分散登校の様子

今週5月12日~14日にかけて、少人数に分かれての分散登校が行われました。久しぶりの再会に、マスクの下から生徒のみなさんの嬉しそうな表情と笑い声がこぼれていました。各教室では、来週からの2分の1分散登校に向けて、さまざまな連絡事項が伝えられました。

ホワイトボードに、先生からのメッセージが貼られています。

1年生は、少し緊張しながらも今日は何があるのかワクワクしていました。

お互いの距離を取りつつ、レクリエーションで話に花を咲かせているところも。

2年生は、これからの学校生活に向けて真剣に話を聞いている様子。

3年生は、今後の進路に向けてさまざまな話がありました。

1年4組の教室では新規プロジェクトが始動していました。みんなで協力して縫っていたのは、マスクです!自分たちで縫った手作りマスクを、困っている人たちの元に届けたい!との思いで一致団結し、針仕事に精を出していましたよ。

来週からも、みなさんが元気に登校するのを待っています!

「聖母月」

    カトリック教会では、5月を「聖母月」と呼んでいます。5月は四季の中で、春の訪れと共に、自然界の実りを十分に感じさせてくれます。藤高校の敷地内を散策してみると、たくさんの藤や桜、タンポポにルピナスなど多くの植物を目にすることができます。咲く時期はみんな違うけれど、自分のやりたいことを見つけていけば、花が咲く時期がきっと来ます。自分に与えられた自分なりの価値を見つめ、それらを成長させて、花を咲かせることができるように、わたしたちの母となってくださった聖母マリアを思いながら、アヴェ・マリアの祈りをお祈りしましょう。

 

アヴェ・マリアの祈り
アヴェ・マリア 恵みに満ちた方
主はあなたとともにおられます
あなたは女のうちで祝福され
ご胎内の御子イエスも祝福されています
神の母聖マリア
わたしたち罪人のために
今も 死を迎える時も お祈りください
アーメン

 

 

3学年生徒の皆様へ

3学年生徒の皆様へ(生徒対象奨学金説明会参加予定者へ)

臨時休校の延長に伴い、5月8日予定の生徒対象奨学金説明会を延期します。

日程については、登校日が決定しだい改めて連絡します。

藤の森5「シスターの話」

 「藤の森」というシリーズであるにも関わらず、鳥のことが多く植物を紹介しておりませんでした。忘れていたわけではありません。つい先日まで冬だったので、樹木以外の植物がほとんど見当たらなかったのです。

 そんな森の中に、シュッと立っている植物があります。
 このシュッとなっている植物が「大姥百合(オオウバユリ)」です。このオオウバユリは昔アイヌの人たちが保存食として食していたそうです。

 藤高校の森のあちらこちらにこのシュッとしたオオウバユリを見ることができます。

 昔、この森の管理のため下草を刈ることがありました。するとその当時藤高校にいたシスターたちはこのオオウバユリだけは刈らないようにお願いしたそうです。聞くと、シスターたちは戦時中で食料が足りなかった際に、このオオウバユリを調理して空腹をしのいだということでした。

 現在の藤高校がこうして存在しているのも、当時のシスターたちがこのオオウバユリで飢えをしのぎ学校を守ってくれたおかげなのです。

 今は写真のように枯れていますが、これから暖かくなっていくに従って新しい芽がだんだんと成長し、大きな花を咲かせます。学校を守ってくださったシスターに思いを馳せながら見てみてくださいね。

藤の森4「ワイルドだろー」

 昨日のマヒワ発見を機により一層鳥の観察に熱が入り、好天にも背中を押されて勢いよく森へ入りました。が、そう簡単に物事は進まないもので、鳴き声はすれど姿は見えず、鳥を撮影することができませんでした。

 その代わり久しぶりにエゾリスちゃんが元気に森の中を飛んだり跳ねたり駆けたりしているのを見つけました。 

フワフワのしっぽに真っ白なお腹!!やっぱりリスはかわいいなーと思っていたところ、すぐ近くをカサカサという音が聞こえたので目をやると、

「ヒゲだ!!」何てワイルドなエゾリスだろうと思ったら、

いっぱいのご飯を食べる食いしん坊リスちゃんでした。

ありがとうございます

愛媛県在住の卒業生の方から、晩柑が届きました。さっぱりとした甘さでみずみずしく、とても美味しかったです!いまだ寒い日の続く中で、瀬戸内の暖かい太陽のお裾分けをいただいたような気分になりました。

藤の森3「寒いっすね」

 もう4月なのになのか、まだ4月だからなのか寒い日が続きますね。今度ここで紹介しようと思っているチューリップも、3月末に芽を出したのに先週雪が降ったせいもあってかまだ花を咲かせずにくすぶっている様です。花弁も外出自粛と言ったところでしょうか。

 寒いのは嫌だなぁと思いながらやはり今日も森に入りました。耳を澄ますと「ピチピチ」「ジジジジジ」という鳥の鳴き声が聞こえました。普段聴き慣れない、か弱い鳴き声だったので鳴き声の方を注意して見てみると、トドマツの木に小さな黄緑色の鳥が止まっていました。私は「アオジだ!」と思いシャッターを切りました。「アオジ」というのは、私が先週森に入ったときに見つけた綺麗な緑色の鳥なのですが、その日は天候が悪く、綺麗な緑色を写真に収めることができなかったのです。

 私は学校に戻り、鳥に詳しい先生にこの写真を見せました。するとそれはどうも「アオジ」ではなく「マヒワ」という別の種類の鳥でした。このマヒワは寒い時期の鳥で、この時期にみるのは珍しいということでした。

 私はさっきまでは「アオジ、アオジ」と喜んでいましたが、「珍しい」と言われて急にマヒワという鳥をありがたがっているかの様に「マヒワ、マヒワ」と自分の撮ったこの時期には珍しいマヒワの写真を眺めました。

 「寒いのは嫌だなぁ」と思っていましたが、「寒いからいいこともある!」ということを教えてくれた「今日の森」なのでした。

 

アオジ

マヒワ