カテゴリ:今日の出来事

ありがとうございます

愛媛県在住の卒業生の方から、晩柑が届きました。さっぱりとした甘さでみずみずしく、とても美味しかったです!いまだ寒い日の続く中で、瀬戸内の暖かい太陽のお裾分けをいただいたような気分になりました。

藤の森3「寒いっすね」

 もう4月なのになのか、まだ4月だからなのか寒い日が続きますね。今度ここで紹介しようと思っているチューリップも、3月末に芽を出したのに先週雪が降ったせいもあってかまだ花を咲かせずにくすぶっている様です。花弁も外出自粛と言ったところでしょうか。

 寒いのは嫌だなぁと思いながらやはり今日も森に入りました。耳を澄ますと「ピチピチ」「ジジジジジ」という鳥の鳴き声が聞こえました。普段聴き慣れない、か弱い鳴き声だったので鳴き声の方を注意して見てみると、トドマツの木に小さな黄緑色の鳥が止まっていました。私は「アオジだ!」と思いシャッターを切りました。「アオジ」というのは、私が先週森に入ったときに見つけた綺麗な緑色の鳥なのですが、その日は天候が悪く、綺麗な緑色を写真に収めることができなかったのです。

 私は学校に戻り、鳥に詳しい先生にこの写真を見せました。するとそれはどうも「アオジ」ではなく「マヒワ」という別の種類の鳥でした。このマヒワは寒い時期の鳥で、この時期にみるのは珍しいということでした。

 私はさっきまでは「アオジ、アオジ」と喜んでいましたが、「珍しい」と言われて急にマヒワという鳥をありがたがっているかの様に「マヒワ、マヒワ」と自分の撮ったこの時期には珍しいマヒワの写真を眺めました。

 「寒いのは嫌だなぁ」と思っていましたが、「寒いからいいこともある!」ということを教えてくれた「今日の森」なのでした。

 

アオジ

マヒワ

藤の森2「穴」

 雪が解けて森の中を自由に歩くことができるようになりました。鳥を追いかけて森の中をあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、ふと辺りを見回すと「穴」があります。

 気になる「穴」が二つあったので皆さんにご紹介します。

 この森の中で、一番大きな穴が①の穴です。この穴は森の奥の大きな木の下にあります。この穴の側に水が流れていて、簡単に近づくことはできません。このあたり一帯は沼地になっており、油断をするとすぐに泥に足がはまってしまいます。この大きな穴は木のすぐ真下にあるため、穴の天井には木の根っこが垂れ下がっています。よく中を覗き込んでみると、白い陶器の破片がありました。誰にも見つからないと思ったのでしょう。誰かが割ってしまった陶器をこの森の奥の穴の中に隠したのかもしれませんね。

 次に紹介したいのは②の穴です。この穴の入り口をよく見てください。土がこんもりと山になっています。何かがこの穴を掘った痕だと思います。この小さな入り口から奥の大量の土を一生懸命外に運んだのでしょうね。一体何がこの穴を作ったのかわかりません。僕はキツネかな?と思っています。皆さんは何だと思いますか?僕は何だか怖くて中を覗くことができません笑。

 この森にはまだまだたくさんの穴があります。ここでは紹介しませんでしたが、木にも穴があり、よくみるとそこから小鳥がひょっこり顔を出すことがあります。皆さんも是非探してみてください。

 以上、藤の森のちょっとした「穴場」の話でした。

穴①-1 穴①

穴①ー2穴①拡大

穴②ー1穴②

穴②ー2穴②拡大

 

藤の森1「鳥」

 新年度が始まり、日々の学校生活の様子やお知らせ等を、張り切って載せようと考えていた矢先に臨時休校となってしまい、生徒達がいない学校は寂しくて、あまりニュースがありません。

 そこで、今回は学校の裏にある小さな森の紹介をします。森の中ではたくさんの鳥がさえずっています。この森で野鳥観察をすることで視力が昨年よりも格段に上がった先生もおられます!今度皆さんが学校に来るときには、ぜひ森の横に立ち止まって、樹々のあいだに目を凝らしてみてください。今まで気づかなかったシマエナガ、アカゲラ(キツツキの仲間)、それからエゾリスにも出会えるかもしれません。

シマエナガアカゲラエゾリス