たなばた
今日が何の日か知っていますか?彦星と織姫が一年で一度しか会えない日、七夕です。ではなぜ、一年に一度しか会えなくなってしまったのでしょうか?織姫は琴座のベガとして、彦星は鷲座のアルタイルとして夏の夜空に輝いています。織姫は機織り、彦星は牛飼いの仕事をしていました。二人とも一生懸命働いていましたが、やがて恋に落ち、仕事がおろそかになっていきました。それに怒った神さまが二人の間に天の川を流し、一年に一度、七夕の夜にしか会えないようにしてしまったのです。何とも切ないお話ですが、ここに出てくる神は、キリスト教の神の姿と非常に似ているものがあります。容赦なく人間に罪を与える厳しい一面もあれば、弱い人間が過ちを犯してもゆるし、見捨てないという、優しい一面もあります。ただ願い事を聞き入れてくれるだけの神ではなく、悲しい時や辛い時も神はそばにいてくださるということを、七夕を通して感じることができるのではないでしょうか?